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人工透析中の運動について

人工透析を行っている場合、運動はしてもよいのか気になっている方もいるでしょう。

透析治療を受けている場合、禁忌事項や運動制限はありますが、適度な運動は行ってもよいとされています。ここでは、透析治療を受けている場合でも、行ってもよい運動や注意事項などをご紹介します。

運動制限について

従来、腎不全の方は運動を行うと、たんぱく尿が出やすくなり、腎障害が悪化するため安静にするのが望ましいと言われていました。

しかし、近年では、ウォーキングやストレッチなどの適度な運動を取り入れると、身体機能の低下予防や腎機能の改善、心筋梗塞・脳卒中などの心血管疾患のリスクを低減させることが明らかになってきました。

現在では、腎不全や透析を受けている方に対して、腎臓リハビリテーションと呼ばれるものが医療機関で実施されています。腎不全の方の場合、透析治療によって日常生活に制限されやすく、活動量が低下しやすいとされています。

また、腎不全を患っている方は高齢者が多く、たんぱく質制限や食欲不振、活動量の低下が要因となって生じるサルコペニアやフレイルも問題となっているのです。

腎臓リハビリテーションでは、腎機能改善だけではなく、生活習慣病やサルコペニア・フレイルを予防し、生命予後の改善・QOL(生活の質)の向上も目的としています。

おすすめの運動について

腎臓リハビリテーションガイドラインによると、有酸素運動やレジスタンス運動、ストレッチ運動などは取り入れてもよいとされています。

ここでは、透析患者におすすめの運動について詳しくご紹介します。

有酸素運動

有酸素運動の代表格とされるウォーキングは、下肢はもちろん体幹や上肢の筋肉も使用するため、全身運動とも言えます。また、ウォーキングをしながら風景や会話も楽しめるため、リラックス効果も期待できるのです。

ウォーキングをする場合、「楽に感じる」ほどの速度で10分間程度から始め、少しずつ時間や距離を伸ばしていきます。はじめから頑張りすぎてしまうと、関節痛や筋痛を引き起こすリスクがあるため、医療スタッフから助言を受けながら行いましょう。

レジスタンス運動

1RM(最大1回反復量)の65~75%の上下肢・体幹などの大筋群を動かすレジスタンス運動を10~15回反復で1セットとして8~10種類行います。

歩行能力が低下している患者に対しては大腿四頭筋や下腿三頭筋などの下肢の抗重力筋を中心に実施しましょう。

レジスタンス運動とは、筋肉に抵抗(レジスタンス)を与える動作を繰り返し行う運動のことを言います。スクワット・腕立て伏せ・ダンベル体操などが当てはまります。

柔軟体操(ストレッチ)

上下肢の関節のストレッチや体幹の回旋といった運動を行う際、抵抗を感じるところまで伸張し、60秒ほど静止します。

参照元:日本医療機能評価機構公式HP

運動の注意点

透析治療を行っている際、下肢エルゴメーターを行う場合は、血圧低下を予防するため、透析治療の前半の時間帯に行うことがあります。激しい運動は腎機能を悪化させる可能性があるため、十分注意しなければなりません。生活習慣病や腎機能低下、心疾患、整形外科的疾患が重度と診断されている場合、運動療法は禁忌です。

患者ごとの状態に応じて、運動内容や負荷を調整しなければなりません。医師や看護師、理学療法士などの医療スタッフの指示に従うことが必須です。

まとめ

従来、腎不全の方は運動を行うと、たんぱく尿が出やすくなり、腎障害が悪化するため安静が推奨されていました。しかし、近年の研究では、ウォーキングやストレッチなどの適度な運動を取り入れると、身体機能の低下予防や腎機能の改善が期待できるとされています。

患者ごとの状態に応じて、運動内容や負荷を調整しなければいけないため、運動をしたい場合は、医療スタッフに必ず相談するようにしましょう。

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