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透析を受けていると、飲酒はしてもいいのか悩む方もいるのではないでしょうか。透析患者さまの飲酒は、基本的に主治医に確認する必要があります。ここでは、飲酒するうえでのポイントや注意事項を解説します。
ここでは、透析を受けている方のお酒の付き合い方のポイントについてご紹介していきます。
アルコールには多くの水分量を含有しているため、摂取する飲酒量は水分量として考えていくことが重要です。
「透析患者の食事摂取基準」に記載されている1日の水分摂取量の目安は、以下の通りです。
参照:イートリート(https://eat-treat.jp/columns/146)
医師より、指示されている水分量を再度確認し、日頃から意識しましょう。
選ぶアルコールの種類は、水割り・果汁入りのカクテルにすると水分量が多くなってしまいます。お酒は、焼酎・ウイスキーなどをストレートで飲むようにすると、摂取水分量を減らせます。
選ぶお酒の種類によって、リンやカリウムが含まれている場合もあります。お酒に含まれているリンやカリウムの量について、以下の表でチェックしてみましょう。
| 100ml当たりの成分量 | カリウム | リン |
|---|---|---|
| 清酒(普通酒) | 5mg | 7mg |
| ビール(淡色) | 34mg | 15mg |
| 発泡酒 | 13mg | 8mg |
| ワイン(白) | 60mg | 12mg |
| ワイン(赤) | 110mg | 13mg |
| ウイスキー | 1mg | Tr |
参照:東京新橋透析クリニック(https://www.toseki.tokyo/blog/alcohol/)
お酒だけではなく、おつまみのリン・カリウムについてもチェックしておきましょう。市販のさきいかやビーフジャーキーは、カリウム・リンの含有量が多くなります。チーズを選ぶ場合はクリームチーズを少量にしたり、冷奴やもずくを少量の調味料にするなど、工夫するようにしましょう。
お酒を飲むと食欲が増すため、食事量や塩分も増えやすくなります。おつまみは味の濃いものが多く、食塩摂取量が増えやすくなるため注意が必要です。食事量を増やさないよう注意するほか、自宅では薄味の低塩おつまみを準備したり、お店では減塩メニューを選んだりすることも重要です。
透析を受けている患者さまの場合、腎機能が低下して尿量減少が見られるか、ほとんど尿が出ない無尿といった状態になりやすいため、摂取した水分がそのまま体重として増加しやすくなります。
お酒に含まれているアルコールは肝臓で分解されるため、肝機能の状態はもちろん、他に合併症を持っているなど、身体の状態で飲酒してもよいかどうかが決まります。飲酒によって血管の拡張するため、血圧の変動に影響があります。そのため、血圧管理が大変な方や心疾患のある方はより注意しなければなりません。また、アルコールとの飲み合わせで影響の出る薬剤もあるため、医師へ確認しておく必要があります。
お酒を飲む場合、お酒のカロリーやリン、カリウムの量に注意するのはもちろん、おつまみの内容も工夫する必要があります。
透析を受けている患者さまの場合、腎機能が低下して尿量減少しやすくなるため、摂取した水分がそのまま体重として増加しやすくなります。また、肝臓の状態も関係するため、飲酒してもよいかどうか、自己判断せず、医師へ確認することが重要です。
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