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人工透析の種類と透析の必要性

人工透析(透析療法)について

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人工透析とは、腎臓の機能不良によって合併症のリスクが高まっている場合に行われる療法のひとつです。一般的に、腎臓の働きが正常時の10%以下に低下すると透析療法の対象となります。

現在、国内には約32万人の透析患者がいます。透析療法にはいくつかの種類がありますが、日常生活の運動レベルやライフスタイルによって選択されます。また、透析を始める前には導入のための手術が必要で、およそ1週間の入院が必要になります。

透析が大切な理由

通常、腎臓は体の中の老廃物をろ過し、余った水分とともに尿として体外に排出します。しかし、腎機能が低下している場合はうまく排出されずに体内に蓄積してしまいます。そうすると、尿毒症や水分過多による心不全のリスクが高まり、生命が脅かされることになります。そこで、必要とされるのが透析療法です。

透析療法は、血液中の余計な水分や老廃物を人工的に取り除き、腎臓に代わって血液をきれいにするための治療法です。血液を機械に通してきれいにする血液透析や、患者さん自身の腹膜を利用する腹膜透析などの方法があります。

透析を受けるために必要なシャントについて

血液透析を行うには、毎分200mlの血液をダイアライザーに送る必要があります。十分な血液流量を得るために、通常の血液透析では「シャント」と呼ばれる血液回路を手術で作ります。腕の動脈と静脈を皮下で直接つなげ、静脈に多くの血液が流れるようにして血管を太くするシャントが一般的です。透析治療を開始するには、シャント形成手術から2週間ほどの期間が必要です。

透析の種類

血液透析

血液透析は、人工腎臓のフィルター(ダイアライザー)を介して、血液から老廃物や余分な水分を取り除く治療です。1回4~5時間、週3回の通院で実施します。速いスピードで血液をダイアライザーに送るため、治療開始の準備として、腕に血液回路を増やす手術が必要です。

腹膜透析

腹膜透析は、自分自身の腹膜にある毛細血管と、腹腔に注入した透析液を介して、血液から老廃物や余分な水分を取り除く治療です。自宅で自分で処置できるので、通院は月に1回程度で済みます。治療開始の準備として、腹腔内に透析用の管を入れる手術が必要です。

血漿交換

血漿交換は、膜型血漿分離器を介して、血漿を分離して病因物質を含む血漿を廃棄し、それと同じ量の健康な血漿を入れて置き換える治療です。1回の血漿交換はおよそ2~3時間で、静脈からカテーテルを入れて行います。1回ですべての血漿が置き換わるわけではないので、効果を測りながら治療方針を決定していきます。